ごあいさつ


会長:岡垣 竜吾
(埼玉医科大学産婦人科教授)

会長:古谷 健一
(防衛医科大学校産科婦人科学講座教授)

 

この度、平成29年(2017年)3月11日(土)~12日(日)に、第11回日本骨盤臓器脱手術学会学術集会を、東京大学本郷キャンパス内の伊藤国際学術研究センターにおいて開催させて頂くこととなり、大変光栄に存じます。

本学会は、2001年頃フランスで始められた女性性器脱に対する人工メッシュを用いた新しいコンセプトの手術「経腟メッシュ使用手術(TVM手術)」の普及・教育・臨床的検討などを目的として2007年に発足した「TVM研究会」が母体であります。その後、TVM手術のみならず、腹腔鏡を用いた手術や人工素材を使用しない手術(NTR)を含めて幅広い骨盤底修復法に関して、あくまでも「手術方法と予後・安全性等」に特化した発表・討論の場として、2014年より名称を「日本骨盤臓器脱手術学会」に改め、今日に到っております。

一方、今後わが国は急速に高年齢社会を迎えることになり、高齢女性のQOLを維持・高めてゆくことは喫緊の課題として関心が高く、本学会の社会的使命はさらに大きくなるものと信じております。またアジア諸国をはじめとする海外の医療関係者との情報の共有化も、本会の重要な活動の一環として進めてゆきたいと考えております。

つきましては、多くの演題を頂戴し、お互いの活発な討論を通じてPOPに悩む患者さんのケアに少しでもお役に立てれば望外の喜びであります。

 


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