会長挨拶

ご挨拶

第38回日本小切開・鏡視外科学会
会 長中条 哲浩
(鹿児島大学 乳腺甲状腺外科 教授)
第38回日本小切開・鏡視外科学会 会長 中条 哲浩

この度、2026年7月3日(金)~4日(土)にライカ南国ホール Li-Ka1920(鹿児島中央駅直結)におきまして、第38回日本小切開・鏡視外科学会を開催させていただくことになりました。

本学会は、2009年5月に「吊り上げ法手術研究会」と「ミニラパ研究会」が統合し、NPO法人の学術団体として設立されました。設立目的は、開腹手術で確立された安全な手技を体表の吊り上げや小切開を用いて内視鏡外科手術と融合させた小切開・鏡視外科手術を確立させ普及することでありました。この概念は外科領域(消化器・呼吸器・内分泌・小児外科など)だけでなく、産婦人科や泌尿器科、整形外科などにも広がり、完全鏡視下手術が進む中でも一つの柱として確立されております。

今回のテーマは「小さな創から大きな治癒へ」と致しました。このテーマには、低侵襲でありながら最大限の治療効果を追求するという小切開・鏡視外科の本質を込めました。医療技術が日進月歩で進化する中、患者さんの負担を最小限に抑えつつ、安全かつ確実な治療を提供することは、すべての外科医に求められる使命です。本学会では、小切開・鏡視外科の最新技術や工夫、教育法、また各診療科における応用例について活発な議論が行われることを期待しております。若手医師からベテランの先生方まで、幅広い世代が知見を共有し、実りある2日間となるよう準備を進めております。

皆様の多数のご参加をお待ちしております。